ベンチマーク・カレー


iPhone X を買った。

ホームボタンがなくなって前面が全部画面になったり、Face IDで顔認証できたりと色々進化しているが、個人的にはカメラの強化が楽しみだった。今までPlus系は使ってこなかったので今回初めてのデュアルカメラ。レンズも明るくなったし光学式手ブレ補正も付いた。ポートレートモードも楽しそう。

iPhoneユーザーの100%が写真に撮るものといえば猫とラーメン、あとはガンダムですが、今回は歴代iPhoneで撮ってきたココイチのカツカレーの写真を並べてiPhoneカメラの進化を振り返ってみたいと思う。

以降の写真は全てトリミングしているので画角の違いは無視して頂きたい。トリミング以外では色温度のみを調整している。またカレーは全て2辛でいずれもチーズを追加トッピングしていることも明記しておく。なお今回はずっとレビュー口調である。


iPhone 3G

まずはiPhone 3Gで撮ったビーフカツカレー2辛チーズプラス。声に出して読みたい。
2008年に発売された(日本では)最初のiPhoneで、カメラのスペックは200万画素。さすがに今見ると眠たい画質だが、本体の画面解像度も低かった(480×320)のでそれほど画質の粗さは気にならなかったように思う。


iPhone 4

iPhone 4で撮ったチキンカツカレー。カメラが500万画素になってシズル感もグッと増した。というか店内の照明が良かったのか今現在でも通用する写りではないだろうか。惜しむらくはせっかくトッピングしたチーズがカレーに埋没してしまい、スペシャル感が薄れていることぐらいか。


iPhone 4S

おなじくチキンカツカレー。4Sでカメラは800万画素に強化された。(ちなみにこれ以降しばらくiPhoneは800万画素時代が続く。) 画素数が増えた分、4のカメラで気になったカリカリさ(衣だけに)が少しまろやかになった。ルーの色味も良い。


iPhone 5

手仕込みとんかつカレー。ソースの黒が入ることで写真に力強さが出る。艶も良い。ちなみに手仕込み系のメニューは通常メニューとは違う皿に盛られて出てくる。さらに専用の芳醇ソースが提供されることも覚えておいて頂きたい。4Sと同じ800万画素。


iPhone 6

6のチキンカツカレー、800万画素の2辛である。トッピングのチーズと画素素は変わっていないが、レンズの光学性能やソフト側の処理はしっかり進化しているのがよくわかる。カツにも立体感がある。ただこれはごはんを大盛りにしていることも影響しているだろう。


iPhone 7

どんだけチキンカツが好きなのか。それはそうとiPhone 7で久しぶりに画素数が1200万にアップした。もうこれぐらいの性能になると素人レビューでは語ることがなくなる。自然な画作りで非常に上品な写り。ただこの上品さはごはん少なめにしていることに起因する。Apple、iPhoneと共におっさんのフィジカルも変化しているのである。(ダイエットしてた。)


iPhone X

で、最新のやっぱりチキンカツカレーである。いかがだろうか。もう画質とかどうでもよくて、最寄りのココイチがどこだったかしか考えていないのではないだろうか。

ちなみにこれは通常モードで撮ったものだが、ポートレートモードだと望遠側のカメラを使うので、ココイチのカウンターに置かれたカレーの全貌を収めるには少し体を引かないといけない。逆に言うと体を引くとカレー全体が収まるこの距離と画角がポートレートモード開発時の基準になったとかならなかったとか・・・。


ということで約10年分のiPhoneの進化をCoCo壱番屋からお送りしました。たぶん今後はFace IDに使われているTrue Depthカメラと同性能のものが外側カメラにも使われるだろう。被写界深度エフェクトも進化して一眼レフに引けを取らない写真が撮れるようになるはずだ。iPhoneのカメラはまだまだ変わる。

変わらないのはカツの美味しさとボクの行動レベルだ。以上です。

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